僕が思う難解な物理書籍を読むときの3つのコツを説明したいと思います。
たいしたことは書きません。知識があれば書籍なんてすんなり読めるのは確かですが、多くの場合はそうではないですよね。
むしろ、今から知りたいから頑張って読もうとするのです。
でも、難しすぎて何をやっているかわからない。
そう!!ここが重要です!
何をやっているかわからないのです!!
というわけで、せっかく読み始めた物理学の難解な書籍で迷子にならないための3つのをご紹介します。
その1:「何を知ることができる章なのか」ノートにメモ
当たり前のことを書いているようですが、実はすごい重要です。
なぜなら、物理の難解な書籍は読むのにすごく時間を費やします。途中式も追いながらなので、1ページ30分くらいかかる。
そうすると、どうでしょう。3~4ページ読んでみると・・・
途中で、「なにやってんだ?」・・・・こうなります。
本当にこんな気持ちになりまります。
何ができて、何を知ることができるのか?
これを常に忘れずに読み続けなければなりません。
1章を読み終わるのに、数日かかるから、翌日に途中から読み始めたら、何をしていたかは思い出しても、何をしようとしているのかは覚えていません。
実は、こういった内容は章の初めにだいたい書いてあるのです。
この章では、マクスウェルの理論の定式化を示す。次に・・・
と、こういった具合です。
これを流し読みせずに、ノートにまず書きます。
人前で説明するための資料を書いたことがある人はわかると思いますが、難解な数式を説明するとき、いきなり「わーーーーーーーーっ」っと数式を話し始めたら誰も聞きませんよね。
「ゴールはどこなのか」、
そして「そのゴールに向かうためにどのようなステップを踏もうとしているのか」を示して、聴衆を安心させるのが上手い発表の仕方だと思います。
ということは、世に出ている書式は必ずそのように書かれているはずです。
その2:「いまどこ?」辿った道筋を思い返そう
フルマラソン、だいたい5時間走るとします、一回も途中距離の表記がなかったらどうでしょう。
たいてい心の中で、「何のために走ってるの?」「何やってんのやろ?」「今、どこなの?」って思いますよね。
- 何のために走ってるの?⇒ゴール「その1:何を知ることができる章なのか?」
- 今、どこなの?⇒途中経過:「その2:「いまどこ?」辿った道筋を思い返そう」
読み始めてから、「いくつよく考えなければならないステップがあったか?」を項目で分けます。
そうすることで、全体像が自分独自の思考に定着し、さらに人に説明するときには実に簡潔にわかりやすく、ステップを踏むように相手に理解を促すことができます。
その3:そんなに一気に読めるわけがないと思おう
先ほど、1ページ30分くらいかかることがあると言いましたが、物理学の難解な書籍は、小説のようにさくっと読めるものは少なくありません。
さらに言うならば、物理学の難解な書籍を2時間も勉強すると相当疲れます。
つまり、書籍が250ページとすると、毎日2時間読み進めても、250÷4=62.5(約2か月)かかります。
他のことで忙しいことでしょう、1日置きに読んだり読まなかったりすると、1冊読み切るのに半年はかかります。
つまり、「よし、読んでやるぞ!!」と思って「うりゃー」って読み始めると、だいたい最後まで読めません。
気ながーに、少しづつ読むと、こんなものかなと落ち着いて深く理解することができます。
まとめると
その1:「何を知ることができる章なのか」ノートにメモ
その2:「いまどこ?」辿った道筋を思い返そう
その3:そんなに一気に読めるわけがないと思おう