本日は出張に持ってきたくなった本をご紹介します!(^^)!
僕の場合は、2日くらい泊りの出張などは、いつも本を持って来ています。
しかもとても大量の本を。
それだけで、一通り本の紹介ができてしまう量なのです(笑)
こちらをご覧ください(^_-)-☆
なんとその数17冊!!
出張にこんなにも読めるのかと・・・・・
読めません(笑)
ただ何を読みたくなるかわからないのでついつい持ってきてしまいます(笑)
では、ひとつひとつ簡単に紹介していきます(^^)/
仕事に関係していること
↓
趣味の勉強
こういう順番で紹介していきます。
有限要素法
CAE懇話会が出している「解析塾シリーズ」です。
とにかく堅苦しくない書き方をしているため読んでいて面白いです。
有限要素法というとCAEの構造解析では必ず知っておかなければならない分野であるため、勉強をしています。
(構造解析は仕事でしていませんが・・・)
まず有限要素法を勉強と言う方にはこちらがおすすめです。
そしてまたまた有限要素法!!
「塾長秘伝 有限要素法の学び方!―設計現場に必要なCAEの基礎知識」と何が違うのかと言いますと、こちらは有限要素法の作り方を学ぶ本です。
有限要素法の理論の勉強をしても実際はCAEでその中身まで深く理解する必要がないため、「一体どうやって計算しているの?」まで理解はできないのです。
でも理論や計算方法を深く知っていた方が、CAEの解析結果を深く理解できるため、身に付けておくべきなのです。
そして、その場合は手っ取り早いのが自分でソースコードを書いてプログラミングを走らせてみることです。
本書は、「エクセルVBA」を使ってエクセルで有限要素法の計算プログラムを作っていきます。
解析塾シリーズのわかりやすい説明のおかげで、初心者でも「エクセルVBA」と「有限要素法」の両方を学べる良書だと思います。
CAE解析では要素分割して解析を実行させることが多いのですが、要素の分割サイズによって全然違う解析結果を示す場合があります。
しかもその解析結果は全然現象を再現していない(笑)なんてことも・・・・
そうだとしたら「全てのCAE解析をする前に要素分割のスタディをするのか?」となるのですが、それでは工数がかかりすぎます。
そこで本書のように要素分割のノウハウ本を手に取って学んでいけば、勘が養われてくるでしょう。
(僕は読んでいるところですが・・・)
正直この本はめちゃくちゃいいです!!
今まで強度計算の考え方をこれほどわかりやすくまとまった本なんてあったのでしょうか。
(僕が知らないだけかもしれません(笑))
皆さん強度計算ってどうやっているのでしょう?
僕は強度計算のド素人です。
「部材にかかる入力値」と「材料の引張強度」とを比較して安全率が1.5やら3.0以上やら・・・・している(笑)
だめだなって思っていたのです!!
だいたい何で引張強度で比較しているのか?が疑問で、疲労強度とかみたいけどそんなの試験しないとデータがないの?
しかも安全率1.5とか3.0の根拠は?
それに答えてくれる参考書でしょう!!
↓このあたりから一気に仕事と関係なくなります(笑)
流体解析CAE
OpenFOAM
OpenFOAMもどんどんバージョンが上がるにつれて設定ファイルの記述も少しかわっているので、こちらを読まれた方は現在のバージョンと比較して古いため少しだけ混乱するかもしれません。
ただ、OpenFOAMに関してはネット上にかなりわかりやすい操作手順まで含めた資料を有志の方が作って後悔しているため、そちらを探してみると良ょう。
また、無料の勉強会もしているので、参加すれば「インストール→簡単な例題で流体解析」までの講習会もやっていたりします。(オープンCAEなどで検索すればいっぱい検索に引っ掛かります)
それでも手元に置いて、いつでも見れるのが書籍の良いところですので、OpenFOAMの初心者がこの書籍を見ながら試行錯誤し、頑張って解析条件の設定をして計算が流れるまでできればとても嬉しいはずです(^^)
こちらもOpenFOAMのバージョンが古い(バージョン2系)ので、最新バージョンをお使いの人は少し混乱するかもしれません。
しかし、基本的な設定ファイルやソースコードの構造は大きくは変わっていない(たぶん)ので、こちらを読むことでOpenFOAMの仕組み自体を学ぶことができると思います。
ソースコード(C++)が公開されているのがOpenFOAMのとても良いことですので、OpenFOAMの仕組みを理解することで自分のオリジナルの数理モデルやスキームを試すことができます。
僕は簡単なのしかできません(笑)
流体力学
流体力学の専門書の中でも特に「圧縮性流体」を扱っているものです。
流体力学の初学者がいきなり読んだらよくわからない内容かもしれません。
しかし、ほとんどの流体力学の入門書は「非圧縮の流れ」に対してのみの説明にとどまってしまうので、それが流体会力学の全てかと勘違いしてしまいます。
非圧縮性や圧縮性の考慮するかどうかはCAEの流体解析においても、とても必要な知識なのでこちらの参考書は理論の面からしっかり読んでおく方が良いと思っています。
物理学
熱力学
こちらは仕事で使うために購入して勉強しています。
標準的な内容を扱っていて、難しすぎずちょうど良い内容です。
ただ個人的には「ルジャンドル変換」など詳しく、熱力学の状態量について深く議論が書いてあると面白かったのにって思っていますが・・・・それ書きだしたら標準的な内容じゃなくなるか(笑)
そんなの工学系の人からしたら興味ないよって感じかもしれませんね(*_*;
解析力学
こちらの参考書はブログを書くネタによくお世話になっています(笑)
出張だろうが、ちょっとしたお出かけでも持ち歩いています(^^)
参考書の薄さのわりにとても濃い内容です。
読者の多くは、著者のちょっとした言い回しに疑問を持ち、どういう意味だろうかと考えさせられるでしょう。
このランダウ=リフシッツのシリーズはおそらく、この「ん?」と思わせるところに知的好奇心を刺激する何かがあるように思います。
これは「ランダウ=リフシッツの”力学”」の理解の助けのために購入しました。
マセマのシリーズは「大学の数学」「大学の物理」「高校の数学」など幅広く出版しているとてもわかりやすい参考書です。
経済学を学ぶにあたって大学数学が必要になるのですが、そちらもとても分かりやすく書いているため(立ち読みしただけですが・・)文系の方でも読みこなせると思います。
僕は、このマセマシリーズを大学の学部生の頃「大学数学」のシリーズ「大学物理」のシリーズにはとてもお世話になりました。
このシリーズがなかったら学部生で物理が難しすぎて辞めていたかもしれません(笑)
相対性理論
MaRu-WaKaRiサイエンティフィック シリーズ II 相対性理論 (MaRu-WaKaRiサイエンティフィックシリーズ 2)
このへんまでくると、「こんなの読んでいったい何の意味があるの?」or「何がしたいの?」と思われる方がいるでしょう(笑)
これを読んだところで何もする気はありません(笑)
小説を読むように、この本を娯楽として読むのです。
こちらは物理の関係者ならお馴染みの「EMAN物理学」の著者のシリーズのひとつです。
またまた「これを読んでどうする気なの?」と思われた方は、タイトルを見てほしいです。
実にそそるタイトルではないか!!(笑)
はじめ本屋で見た時に、タイトルを見て「これくらいなら自分でも読めるかな?」と思って手に取りました。
計算手順まで丁寧に書いていて読めるかもしれないと思って、「どっかで見た内容だな?」と思ったら、EMAN物理学だったというわけです。
しかし、サイトはサイトでもっと細かいところを書いているのですが、本はページの関係上で内容を絞っているので量は少なくなります。でも、書籍だと見やすくて気持ちが良いですね。
僕にはこれがないと「相対性理論」をとても理解できない(笑)
量子力学と相対性理論なら、相対性理論の方が理解しやすいとよく聞きますが、僕には相対性理論が未だにピンと来ないです。
それゆえに、まだ基礎から勉強するしかない状態なのです(笑)
場の量子論
めちゃくちゃ古い書籍です(笑)
しかし、場の量子論の勉強を始めるにあたって、教授から推薦された本です。
世の中にある場の量子論の中でもわかりやすい参考書なのではないかと思います。
少なくとも僕はこの参考書を読んでいなかったら、場の量子論の”感じ”はつかめていなかったと思います。
数理科学 月刊
毎月買っているこの月刊雑誌。
数学と物理の内容を扱っていて、何かとても興味がそそられる(‘;’)
それで毎月買って暇があれば、ちょろっと読んでいます。
OpenModelica
Modelicaによるシステムシミュレーション入門 MBD Lab Series
1DCAE解析ようのツールとしてフリーのOpenModelicaがあり、こちらがその副読本といった感じです。
これは個人的な完全な趣味です(笑)
この参考書・・・・僕の知識不足だからだろうか・・・・
何か読みにくい(笑)
英語を日本語に翻訳したからなのか、いまいち言っていることが「すっ」と入ってきません。
一応買って「Modelicaは、CAE業界ではこのような位置づけか~」っと少しでも感じれたら良いのですが・・・・
Python
「科学技術計算」で使うPython: 「配列処理」「グラフ作成」から「統計解析」「数式処理」まで (I/O BOOKS)
Pyrhonもいっぱい世の中に参考書が出ていますが、個人的にはこちらの参考書が、「手軽でわかりやすく色んなことが書かれていて実際に計算まで実行できる」という風に感じています。
プログラミングの教科書は玄人向けに書かれている書籍は、かいつまんで記述されている場合がほとんどで、初学者はむしろ「最初から最後までプログラムが走るまで」を手取り足取り書いている方がありがたいのですよね。
その初学者でも最後まで読みこなせるのがこちらの書籍ですね(^_-)-☆
こんなに出張に本を持ち歩いての感想
出張一日目は書籍を3冊使って勉強しました。
実際はこんなに持ち歩いても読まない参考書もありますが、僕はどれを読みたくなるかその時の気分によるため、仕方なくこんなスタイル(めちゃくちゃ本を持ち歩く)になってしまっています(笑)