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計算力学技術者試験の固体力学2級を合格した感想。【資格勉強で意識すること5つ】

どうも(^^)/

昨年の終わり(2018年の12月)に計算力学技術者試験の固体力学2級を受けました。

そして、合格することができました(^O^)/

計算力学技術者試験とは、ざっくり言ってしまえば、
モノづくりを仕事としている人の技術レベルの向上のための試験です。

>>計算力学技術者/CAE技術者 – 日本機械学会

日本機械学会が主催し、毎年12月(年一回)に試験が行われています。
合格すれば認定資格を取得できます(^^)

分野が3分野あるのです。

  • 固体力学:2級、1級
  • 熱流体:2級、1級(単相流、混相流、燃焼流)
  • 振動解析:2級、1級

これで僕も「熱流体2級、1級」「固体力学2級」をゲットしたことになります(‘ω’)

資格の勉強を通じて考えたことを記事にまとめたいと思います。

本記事の内容

資格の勉強で意識すること・・・・さらには・・・
社会人で長期の勉強が必要である場合に意識することを5つにまとめてみました。
「資格自体には意味がないよ」というお話もします。

2017年の計算力学技術者試験の熱流体の記事も書いてあるので、是非お読みください。

最後には「計算力学技術者試験(固体2級)」の勉強のために使った参考書を紹介します。

計算力学技術者資格のための問題アプリ

計算力学技術者熱流体2級対策アプリをリリースしました。

  • 下記をクリックしてホームページでダウンロードできます。
  • LINE公式に登録すると無料で問題の一部を閲覧できます
    ※LINEの仕様で数式がずれていますが、アプリでは問題ありません。

1.明確な目的を持つ

何かを勉強するときにただ漠然と勉強を開始する人がいますよね。

それはやめましょう!!というお話です。

「目的を持て・・・なんて当たり前のこと言ってるますよね」・・・そう思った人もいるでしょう。

カマキリ

当たり前ではないのです!!

  • 何のために勉強するのか?
  • どんな自分になりたいのか?
  • どんなことに生きがいを感じようとしているのか?

ここまで考えた方が良いです・・・ということを言いたいです。

つまり、ここで言う「目的」は、今の自分を超えた「自己超越目標」のことです。

僕はこんな感じで考えました。

「CAE専任者として、解製品開発の効率化を図り、性能向上や品質向上に貢献できる人になること。」
目的のための1つの目標
「資格合格」

 

資格の合格は自己超越目標のための、1つの目標であり通過点であり、1つの手段に過ぎないのです。

自分の将来設計の1コマ決めることに値する明確な目的を決めることが大事なのです。

2.資格試験までのプロセスをイメージする

これは、メンタリストDaigoのオフィシャルHPでも紹介されているプロセスビジュアライゼーション(プロセスを想像する)」です。

イメージするのは、合格した自分の姿ではなく、試験までにどのような行動をするのか・・・その過程に目を向けることで合格率がグッと上がるのだそうです。

カマキリ

科学的に証明された方法なのでかなり効果は期待できます

よく、「合格した姿をイメージしよう」など言われますよね(‘ω’)

あれは、合格した気分になってやる気を出させる効果はあるかもしれませんが、現実にちゃんと目を向けないといけないと思っています。

自分の状態をイメージするって大事です。

3.計画を立てる

当たり前じゃない?って思った人もいるでしょう(‘ω’)ノ

ここでいう計画は具体的に今日何をしないといけないかという詳細まで計画を立てましょうという意味なのです。

たとえば、試験日が今から10ヶ月後とかになると、どういった計画になるかというと・・・・・

ハゲくん

どうせ計画通りに行かないよ・・・・だったら月ごとのざっくりした計画で良いな!

こんな感じでしょうか。

どうせ計画通りに行かないような計画を立ててしまうなら、計画は立てなくて良いと思ってしまいます。

下記の記事でも書きましたが、今日何をすれば自動的に合格までたどり着くかというのを計画に盛り込むべきです。

計算力学技術者試験(熱流体)の1級2級に一発で合格するためにしたこと

例えば、「問題集を1冊5回解く」ことが合格率を高める手段なのであれば、

  • 「問題集の問題数÷試験日までの日数×5回」

をすれば、1日平均で何問のペースで解かないといけないかというのが見えてくるでしょう。

人はより具体的な目標を持った方が行動に移しやすいので、必ず今日はどれくらい勉強しないといけないかという、本日の勉強見積もりまでを計画に盛り込むようにしましょう(^^)/

長期のざっくり計画ではなく、今日やることをやれば自然に合格する仕組み作り本当の計画です。

4.計画を見直す

計画を立てていざ実行してみるとなかなか計画通りに行かないよ・・・ということもしばしばあるでしょう。

計画通りいくことなんてほとんどないのは確かです。

しかし、それは「はじめに立てた計画通りに行くことはまずない」というだけの話です。

計画はちゃんと、定期的に現状と突き合わせてみて「あれ?このままじゃーまずいんじゃないか?」というのを確認しましょう。

これを「計画と実行の差=計実差」と呼びます(勝手にそう呼びます)。

遅れが生じているようだったら、計画を見直すなど変更を加えましょう。

計画を見直すペースは2週間に一度が良いでしょう(経験則です)。

計画を見直す日も計画に入れておく

↑これ超大事です(‘ω’)ノ

5.時間を捻出する

忙しい学生や社会人にとって勉強時間を確保する努力はするべきです。

ハゲくん

そもそも勉強する時間ないよ

という言い訳にカツを入れます(‘ω’)ノ

1日1時間も全く時間がない人なんて日本の現代社会でありえるのでしょうか?(‘ω’)

飯も食わず、寝る間も惜しんで働いているんです・・・という方もしかしたらいるかもしれません。

そんな方は自分が設定した「1.明確な目的を持つ(生きがいを考える)」と合致していなさそうなので仕事を変えましょう(^^)/

時間を捻出するという話をする前に、生きがいと合致していないなら生きがいを感じる仕事をしましょう。

そこで、「ま~忙しいけど、前向きに仕事ができて楽しい」くらいに感じれて、それでも時間の捻出が難しいっていう方でも、

  • 朝30分
  • 昼15分
  • 仕事後30分
  • 寝る前30分
  • 通勤30分(電車など)

これくらいは時間が捻出できるのではないでしょうかね(‘ω’)

僕は車通勤なので、勉強した内容のひとりごとを呟きます・・ボソボソ・・・

それでも、全く時間がないのですと言う方がいたら、「自分が1日の内で何にどれだけの時間を費やしているのか」を把握することからはじめると良いかと思います。

  • ご飯を何分食べてるか
  • SNS何分しているか
  • 休憩は何分しているか
  • 集中している時間はどれくらいか
  • 集中していない時間はどれくらいか
  • 友達と無駄話は何分しているか
  • 無駄な書類作成や資料作成はないか

なんとしてでも時間を見つけます。

これは、資格の勉強のためだけではなく、プライベートを充実させる(自分の好きな時間を見つける)訓練にもなるので、1度試してみると良いでしょう。

「あ、こんなに時間があるのか」と感じることができると、人生がちょっと豊かに感じます。

無いのは時間ではなく計画性

プラスα:毎日の記録を行う

最後に、モチベーションの維持についてです。

これは、補足程度にして読者のみなさんで色々工夫しても良いところかと思っていますが、僕がお勧めするモチベーション維持の方法を紹介します(^^)/

モチベーションは勉強する前はあったんですよね。

でもそのモチベーションが続かいのが問題なんです(*_*;

だから、途中で挫折してやめてしまうのです・・・・・

僕たちのそのモチベーションを左右しているのは、前に進んでいるという感覚によるものと考えてよいでしょう。

だから・・・

今日は何をしたっけな~・・・・こんなに勉強したのか・・・

というのを確認できる何かがあれば、毎日小さなことでもコツコツと頑張れるのです。

その方法が、僕の場合は手帳に毎日「何をしたのか」を記録していっています(^^)/

↓こんな感じ♪

右側に一週間でしたいことを思いついたらメモっていったり、本を読んでいいなと思った名言などを書いていきます。

左側に毎日勉強したことを記録していってます。

そんなに詳しく書かなくても良いのかなと思っているので、こうやって毎日コツコツ記録します(^^)

とにかく前に進んでいる感覚が大事なので、方法はいろいろあるかと思います。

  • Googleカレンダーを使って記録する
  • エクセルデータで記録する
  • 音声認識のアプリで簡単に記録する

このような記録をとると、勉強した内容が理解できなかったという小さな挫折を味わうことなく、わからないことが明確になったから明日もう一度違う本で学ぼうなど、また前進するきっかけにもなります。

毎日を記録して、小さな挫折を味わうことなく小さな勝利を毎日感じよう(^O^)/

「資格自体」には何の意味もない

これは資格マニアの人も認識していることだと思います。

資格を通して身に付けた知識とスキルの方がはるかに重要だと思います。

例)
車の免許は車を運転するために必要ですが、ある日・・・「車の運転に免許は必要ありません」
「免許=資格」の効力が無くなっても車の運転のスキルが無くなるわけではないですよね。

しかし、資格の取得だけを意識すると簡単に勉強した内容を忘れていきます。

そうすると資格の有効期限が切れた場合、残るものは何もありません。

資格の勉強が終わったとしても、資格はあくまで努力が報われたという通過点の証に過ぎないので、地道に勉強を続けてスキルを仕事や趣味に使っていくことの方がはるかに重要だと思います(^^)/

オープンCAEで構造解析を体験

机上だけで勉強していてもなかなかモチベーションがあがりません。

そんなときは、誰かが無料で公開しているソフトを使って構造解析を体験してみたらよいと思います。

下記には自宅PCで行ってCAE解析の事例を書いています。

まとめ

各項目ごとに名言チックな捨て台詞を考えました。

もう一度まとめてると、

  1. 明確な目的を持つ
  2. 資格試験までのプロセスをイメージする
  3. 計画を立てる
  4. 計画を見直す
  5. 時間を捻出する
  6. プラスα:毎日の記録をとる
  7. 構造解析を体験する

資格そのものには意味はないのですが、資格を通じて学んだことは本当に活きると思っています。

活きるかどうかは自分次第ですが、上記の5つを実践すれば「知識」のみならず「計画性」なども身に付けることができます。

それは、下記の記事でも書いています。

計算力学技術者試験(熱流体)の1級2級に一発で合格するためにしたこと

お勧めの参考書

固体力学2級の合格には「材料力学の」理論面の理解と、構造解析のシミュレーション(特に有限要素法)の知識が必要になってきます

材料力学はこちらで勉強しました。

材料力学 (JSMEテキストシリーズ)

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日本機械学会
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材料力学 (増補)- 機械設計の基礎 -

材料力学 (増補)- 機械設計の基礎 –

戸伏 壽昭, 稲葉 忠司, 池田 忠繁, 竹市 嘉紀, 小野 勇一, 松井 良介
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有限要素法の勉強は難しいので、以下の3冊を使いました。

↑こちらは簡単な梁の計算や円柱にかかる応力集中などをエクセルVBAを使って有限要素法の解き方と一から構築していきます。

環境構築がいらないという点と、いちから有限要素法を学ぶことができるので確実に有限要素法の基礎が身に付きます。

設計技術者が知っておくべき 有限要素法の基本スキル

設計技術者が知っておくべき 有限要素法の基本スキル

青木隆平, 長嶋利夫
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発売日: 2018/11/22
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↑こちらはもう少し理論面で詳しく、有限要素法について書かれている参考書です。

非線系や動的についても少し書かれています。

強度検討のミスをなくす CAEのための材料力学

強度検討のミスをなくす CAEのための材料力学

遠田治正
2,860円(11/21 12:54時点)
Amazonの情報を掲載しています

↑こちらは試験問題とは直接関係ないですが、「強度計算」の考え方について詳しく書かれています。

最後に・・・

せっかく頑張ったのに、↓こんな事を言う人がまわりに言う人いますよね。

ハゲくん

え?俺・・・そんな勉強してないけど、サクッと1か月勉強して合格したよ

カマキリ

資格自体に意味がないという観点からすると、その行為は「英検4級、1か月で受かったよ」と大学院生が言っているようなもので、「受けなくて良かったんじゃない?」っていうふうに思ってしまいます。

もう合格できる知識を既に身に付けている人が、自分よりレベルの低い資格の勉強をしても意味がないです。

繰り返しになりますが、資格自体には意味がないからです。

資格は、初心者やこれから勉強しようと意気込んでいる人には役に立ちます。

勘違いしてはいけないのは資格は何の保障にもならないので、くれぐれも”なんちゃら団体”の寄付にならないように(笑)

※医師免許などの資格は別です。

だから、資格は「頑張って勉強しないと合格できないようなレベル」、「今の自分ではちょっと厳しいと思える」くらいのを対象にする方が、資格の勉強は活きると思います(^^)/

そして認定証をもらいました(^^)/

 

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