Python 関数(def) その1
2019/01/19

Contents
目標
Pythonの関数の使い方を習得します。
Pythonの関数とは
Pythonの関数は「色々な機能がひとつにまとまったもの」を意味します。
例えば、Pythonの関数には大きく分けて2つの機能があります。
1.「関数を呼び出すと関数内の処理結果を返してくれる」もの、
2.「ある変数を関数にインプットさせると関数内で変数を使った処理結果を返してくれる」もの
などがあります。
Pythonの関数の書式
Pythonの関数の機能を使うには「def」というキーワードと使います。
defはdefineから来ており、「関数をdefineする」という意味です。
関数の書式
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def 関数名(): 処理1 処理2 処理3 ・・・ |
※注意点
- defの最後には「:」を忘れないこと。(これはif文でも同じです)
- 処理1、処理2、・・・の前は「tabスペース」を設けること。
Pythonに対応したエディタであれば自動的に「tabスペース」を作ってくれますが、専用でないエディタであれば自分で「tabスペース」を設ける必要があります。
この「tabスペース」のPythonルールはインデントと呼ばれており、プログラミングの記述をわかりやすくするためのルールです。
わかりやすくするためと言いつつ、知っておかないとこんなところでよくわからないエラーになったりします。
Pythonの関数を使ってみよう
仕組みや概念の理解も大事ですが、とりあえず使って慣れることの方がもっと大事です。
いくつか例題を練習してみて慣れましょう。
例1:関数を呼び出す
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def kamakiri(): print("物理") print("数学") #関数を呼び出す kamakiri() |
実行結果
1 2 |
物理 数学 |
例2:関数の中でif文を使う
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a=10 def kamakiri(): if a>=0 : print("物理") else: print("数学") #関数を呼び出す kamakiri() |
実行結果
1 |
物理 |
※補足説明
a=10は正の値なので、関数defの中のif文では「a>=0」に該当し、print(“物理”)が実行されました。
例3:関数に変数を入れて処理結果を返す(円の周長さと面積を計算)
変数として半径を入力して、関数の中で円の周長さと面積を計算してもらいましょう。
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import math def sqare(radi): L=2*math.pi*radi area=math.pi*radi**2 return L,area sqare(10) |
実行結果
1 |
(62.83185307179586, 314.1592653589793) |
※補足説明
- import mathで円周率「math.pi」を使えるようにしています。
- 関数defにradiを入れると、周長Lと円の面積areaをradiに応じて計算してくれます。
- その結果を「return L, area」とすることで計算したデータを返すということをしてくれます。