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【第5回Python流体の数値計算】移流方程式をGoogle Colaboratoryでアニメーション作成。

2020/05/06
 




この記事を書いている人 - WRITER -

こんにちは(@t_kun_kamakiri)。

今回は、Pythonを使って1次元の移流方程式」のアニメーション作成というのやります。

Google Colaboratory上でアニメーション作成を作成する方法は、Jupyter notebookでの方法とじゃっかん違うので調べながらどうにかアニメーション作成までできました。

本件の基本的な内容はこちらのサイトにそってやっていきます。

この記事ではこんな人を対象にしています。

  • Pythonを使い始めたけどどう使うかわからない
  • 流体の数値計算をはじめて勉強する人

☟前回の記事がまだの人はこちらから

前回の記事はこちら
 
 
前回は「1次元の移流方程式」を離散化して差分法で数値計算を行いましたが、せっかくなのでアニメーションにしてみて可視化すると面白いですよね
 
実際に数値計算をした結果は、初期状態によって不安定になったりするのですが、それはある時刻の結果だけを見てもよくわからなかったりするので、アニメーションにして時々刻々と変化する様を見る方が良いでしょう
 
というわけで、今回の内容は、
 
 
今回の内容はこちら

1次元移流方程式のアニメーション作成!

 
本日は扱うのは前回同様、☟移流方程式というのはナビエストークス方程式の左辺の二項のみを使った偏微分方程式です。
 
では、Google Colaboratoryを使ってコードを書きながら理解を深めていきたいと思います。
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1次元移流方程式の差分法

 

1次元移流方程式の離散化(後退差分)

\begin{align*}
u^{n+1}_{i}=u^{n}_{i}-\frac{c\Delta t}{\Delta x}\big(u^{n}_{i}-u^{n}_{i-1}\big)
\end{align*}

これをPythonコードで実装します。

まずは、前回の全体のコードを載せておきます。

【結果】

「初期状態のまま形を変えずに+x方向に伝播する解」であるのが移流方程式の厳密解なのに、思いっきり形が変わっていますね(‘ω’)

・・・・というのを前回にやりました。

カマキリ
これをアニメーションにしてみます(‘ω’)ノ

Matplotlibでアニメーション作成

 

いきなり全体のコードを載せてもわかりにくそうなので、ひとつひとつコードを解説しながら、後で全体のコードを載せておくことにします。

全体のコードを自身の環境で使用する際は、コピペすれば良いです。

カマキリ
Pythonはインタラクティブ言語なので、ひとつひとつ確認した方がエラーの発見がしやすいです。

※以下の環境でアニメーション作成方法が異なります。

  • Jupyter notebook
  • Google Colaboratory

本記事ではGoogle Colaboratoryを使っているため、Google Colaboratoryの解説のみとなりますが、Jupyter notebbokでのアニメーション作成のコードも最後に記載しておきます。

必要なライブラリをインポート

 

まずは必要なライブラリをインポートしておきます。

アニメーション作成には、matplotlib.animation.ArtistAnimationを使います。

【必要なライブラリ】

  1. Numpy:数値計算用のライブラリ
  2. Matplotlib:波の形状を2次元プロットして可視化するためのライブラリ

 

Pythonのコードを書きます。

記述間違いがなければエラーが発生しないはずです。

Google Colaboratoryでアニメーションを作成する方法は、Juyter notebookやJupyter labの方法と違っています。
Google ColaboratoryでJupyter notebookと同じように「%matplotlib nbagg」と書いてもアニメーションを表示してくれませんでした。

こちらの記事を参考に必要な記述は何かを調べながらコードを確認して、「JupiterにMatplotlibアニメーションをインタラクティブなJavaScriptウィジェットとして埋め込む」という方法でGoogle Colaboratoryでもアニメーションができました。

初期状態を設定する

 

こちらは前回と同じ設定にしておきます。

【初期設定】

  • 時間刻みは0.25[s]
  • 速度c=1[m/s]

空間\(x\)は「0~2(m)」を41分割します。

 

Pythonのコードを書きます。

ここでも記述間違いがなければエラーなく進むはずです。
初期状態を確認したい場合は、「plt.plot(x,u)」と記述することで確認できますが、アニメーションのスタート時点でも確認できるのでここでは初期状態の確認を行っていません。

カマキリ
次からアニメーション作成の記述です(‘ω’)ノ

アニメーション作成:animation.ArtistAnimation(figオブジェクト, リスト)

 

アニメーション作成には「matplotlib.animation.ArtistAnimation」を使います。

アニメーション作成の基本的な使い方は、こちらのサイトを見ていくことになりますが、公式サイトはじゃっかんわかりにくいので、ここではわかりやすく簡単な説明をしておきます。

【アニメーション作成】

  • fig = plt.figure():描画のサイズなどのオブジェクトを作る
  • ims=[]というリストを用意する
    ここには、各時刻(ステップ数)のグラフをリストとして格納するようにする
  • animation.ArtistAnimation(fig, ims)とすればアニメーション作成される

 

Pythonのコードを書きます。

  • fig = plt.figure(figsize=(8,4))で描画のサイズを指定しています(特に何も指定しなくても良いですが、好きな描画のサイズに変更する場合は「figsize=(8,4)」とすれば「横8.0×100=800ピクセル」「縦4.0×100=400ピクセル」に設定できます。)。
  • ims=[]で空のリストを用意しておきます。
  • im = plt.plot(x,u, “r”)で毎ステップでグラフのオブジェクトを作っています。
  • 作ったグラフオブジェクトをims.append(im)としてimsリストに追加してます。

続きのPythonのコードを書きます。

  • 作成した「fig」と「ims」をanimation.ArtistAnimation(fig, ims)に入れることでアニメーション作成ができます。
  • anim = animation.ArtistAnimation(fig, ims)として、anim という変数に格納しておきます。
  • rc(‘animation’, html=’jshtml’)と書いて「animation.html」をJavascriptで動かしている(?あまりよくわかっていない)
  • 「plt.close()」としてグラフのオブジェクトを閉じておきます。
    ※あまりよくわかっていないですが、「plt.close()」でグラフオブジェクトを閉じておかないと、以下のように動画と何も表示されていないグラフの枠だけができてしまいます。
  • 最後に変数「anim」を出力すればアニメーションが表示されます(^^)/

【結果】

 

やっぱり、「初期状態のまま形を変えずに+x方向に伝播する解」であるのが移流方程式の厳密解なのに、思いっきり形が変わっていますね(‘ω’)

カマキリ
ひとまずアニメーション作成はできました!

全体のコード

 

全体のコードを載せておきますので、コピペすることで移流方程式の数値計算結果のアニメーション作成ができます。

Google Colaboratory

Jupyter notebook

 

カマキリ
お試しあれ(^^)

まとめ

 

今回は、「1次元の移流方程式」の数値計算とアニメーション作成をPythonで実装しました。

次回はじゃっかん数値計算の闇の部分に踏み込みます。

【次回の内容】

  • クーラン条件
  • 差分法の種類(後退差分、前進差分、中心差分)

によって解の安定性が変わってくるというのを確認したいと思います。

カマキリ
実際にコードを書いて数値計算をした方がとても勉強になります(^^)/
次回の記事はこちら

Pythonの完全初心者は書籍で学ぶとよい

 

Python自体が不安だという方は、こちらの書籍から勉強しても良いかも知れません。

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流体の数値計算を勉強したい方

 
流体の数値計算を行うためには、どのように微分を離散化するかがとても重要になってきます。
 
また、流体の実現象はほとんどが乱流状態です。
ゆえに、乱流状態をどのように扱うのか(乱流モデルと呼ぶ)を学んでおく必要があります。
 
 
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